夏低山のおたのしみ

HouHou-ShuHou!第34号

「暑い」もそろそろ言い飽きた今日この頃ですが、ようやくツクツクボウシの声が聞こえ始めて、なんとかやっとこさで秋が近づいてきそうな感じがしますね。平日の昼間に小学生を見ることもなくなり、夏が終わるんだなぁとしみじみ。

とはいえ、ですよ。よーし!山に行くぞっていう気分にならないくらいの暑さは、まだまだ残ってる。

山に行き始めた頃は、今ほど夏の暑さが酷くなかったこともあり、夏でもしょっちゅう歩いていました。低山ならではの悩みといえば、虫。アブに追い立てられ水を飲むタイミングを作れず、熱中症になりかけた福智山。キャンプ泊をしてから朝駆けに行くはずが、夜のうちにムカデに掌を噛まれてテントで留守番になった平尾台。暑いから短いルートでサクっと回ろうと選んだら、岩やクサリが熱くなりすぎていて手が焼ける地獄を見た中山仙境。

思い起こせば、さまざまな「夏ならでは」のトラブルはあったものの、それも含めて経験。

「夏は暑いから」「夏は虫が多いから」という理由で「だから山へは行かない」というのは、よく聞く声ですが、ちょーーーーーっともったいないですぞ!夏にしか見られない景色、花、虫、現象。一度は味わってみてほしい。その上で「もう行かない」と判断するのは個人の自由ですが、食わず嫌いはもったいないよーというのが、わたくし個人の意見。お出かけの際は、しっかり安全対策してくださいね。山が面白いのは、行動のひとつひとつが「自己判断」だから。生きてるーって感じがして、いいのです。

ノースリーブも短パンもサンダルも自己判断

火曜日は久しぶりに福岡県内の低山を歩きました。暑い!けど、楽しい!

Hike!Kyushuのイベント下見ハイクです

この時期のおたのしみは、キノコ。これまでの経験から、8月終わりの低山は、きのこがとーっても元気な印象。みなさんが「キノコ」と認識している、ザ・キノコっていう形のものから

こーんな形のものも、キノコ

いろいろな形のキノコに出会えます。キクラゲだってキノコなのですよ。

きのこは自然界のお掃除屋さん。死んだものを分解して環境をきれいにし、養分を土へ放出する。循環の大切な一部を担っています。食べられるもの、毒のあるもの、光るもの、可愛い見た目、危険な色のもの。とにかくバラエティ豊かで見ていて飽きない。日本にあるきのこは約5000種類といわれていますが、その中でも名前が付けられているものは約2000種類程度。専門家にもまだわからないことが、たくさんあるのです。林野庁のページを引用します。

日本には、4,000~5,000種類のきのこが存在していると言われていますが、正確な数は分かっていません。このうち食用とされているきのこは約100種類、一方、毒きのこは200種類以上が知られていますが、その他の大半のきのこについては、食毒が不明となっています。
  毎年、秋のきのこ狩りシーズンになると、毒きのこによる中毒が各地で起きています。見分け方については、「縦に裂けるものは食用」、「色鮮やかなものは毒」、「虫が食べているものは大丈夫」などと言われてきましたが、何ら根拠はありません。野生のきのこについては、食毒を安易に自己判断しないで、きのこアドバイザーや専門機関の判断を仰ぐことが最良の策です。

https://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/kinoko/index.html

林野庁:きのこのはなし

こちらは有名なきのこさんです
上の写真のきのこがもうちょっと大きくなった姿

食べ物になったり、薬になったり、レザーのような新素材になったり。オランダでは菌糸で作られた棺桶も登場しています。いろいろ活躍している姿も興味深い。もちろん、被写体としても最高のモデルです。

苔とセットで生えてると、もう胸キュン

こんな話をすると「きのこが好きなんですね。食べるんですか?」と、ほぼ必ず聞かれるのですが、答えは「NO」おいしいと言われているきのこがあっても、観察をするだけ。なので、「これ、食べられますか?」という質問をされても、わたくしには答えることはできません。

とはいえ、時がきたら食べるかもしれない

きのこの観察ポイントはカサ、ヒダ(カサの裏側)、柄(軸の部分)、ツバ(柄についている襟巻きみたいなもの)ツボ、イボ。これが、あるか、ないか。または、どんな特徴があるか。それから、どこに生えていたか。土からなのか、倒木についていたのか。周りはどのような植生であったか。これらの情報があると、図鑑を見た時に同定しやすいですよ。

ホウホウにあるきのこの本たち

見つけて、愛でる。これが、わたしとキノコの関わり方。お花を楽しむのと、感覚的には同じです。かわいいねーといいながら、写真を撮ったり、じっくり見つめたり。写真を撮っておいて、帰ってきてから図鑑を眺める時間もたのしいです。たくさんの山に登ったり、雄大な景色の中に立つのも楽しいことですが、自分が生きている世界を作っている、ちいさなちいさな生き物に目を向けてみるのも、おんなじくらい楽しい。神秘的で美しいきのこの世界、みなさんにも知ってもらえたらうれしいなー

最後に、去年の八ヶ岳遠征でようやく会えたベニテングタケの自慢をして終わります。

九州では見られないきのこだ

さて、来週は今季2度目の遠征へ行ってきます。HouHou-ShuHou!は、土曜あたりに簡易版をお届けすることになりそうです。というか、いつも記事長すぎますよね。そんな長い記事を最後まで読んでくださるみなさま、ありがとうございます。それから、夏のセール第二弾を行なっています。ぜひ、お得を見つけて、あなたの旅のお供にしてくださいね。店舗は9月1日から4日までお休みをいただきますが、通販発送作業は9月1日と4日に行う予定です。

https://houhoutravel.shop/sale

それでは、また来週。バイバイホウホーウ!

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この記事を書いた人

HouHou喫茶コーナーおよびお留守番担当

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