行橋別府100キロウォーク

HouHou-ShuHou!第41号

2025年10月11日・12日の2日間、第27回 行橋別府100キロウォークが開催されました。

店主ゆうすけは、今回で7回目の出場。(これまでのゆうすけの出場記録は、こちらの記事をどうぞ)

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前日夕方のHouHouには「明日、100キロウォークに参加します!」というお客さまが集まりました。

地元北九州民のほか、岡山、岐阜、東京からお集まりのみなさん

去年よりも、さらにたくさんの仲間たちとスタート地点に立つ。遠方組は宮城県、京都府、岡山県より参加です。

台風の接近により、ギリギリまで天気の心配がありましたが、なんとか晴れてくれて、雨の心配もなく歩けそう。しかし、暑い!もう10月だというのに、最高気温は30度近く。

12時ちょうど、太鼓の音ともに1人目がスタートし、ゆうすけたちは12時40分頃にようやくスタート

今年は山と道のChemical B Pocket T-shirtで挑戦だ!

2週間ほど前に家の中で小指をぶつけて、おそらくヒビが入ってしまった人

4200キロのロングトレイルを歩き終わったばかりで、足底筋膜炎が痛む人

足の痛みが強くて、直前の練習を休むしかなかった人

五十肩が痛む人

大きな手術を経ての復帰戦の人

みんな、なんらかのハンディや不安な気持ちを抱えながらも、笑顔で歩き始めます。

ゆうすけは、出張やイベントが重なったこともあり、これまでの中でいちばん練習不足であることが不安要素。お店から家までの歩き帰宅練もほとんどしていません。

たくさんのお客様も見送りました。自己ベストを狙う人 目標タイムが明確な人は前の方に陣取って、勢いよく飛び出していきます。歩き出した途端に後悔している人もいたし、とにかく大会を楽しんでいる陽気なグループも。ホウホウの人ー!って言って、手を振ってくださった方もいらっしゃいました。最終スタート者の少し前に、今年初挑戦のお客様の超不安そうな顔がありました。もう、みんなのいろんな気持ちが伝わってきて、応援しているだけなのに泣きそう。わたくしはスタート地点に立って、最後の1人が出発するまで見送ります。最終ウォーカーは13時に出発。全部で4070名だという、運営さんの声が聞こえました。

100キロウォークの応援をしていて毎回思うのは、無理とか無理じゃないとかいう話じゃないんだなってことです。やるか、やらんかってことなんだな、と。100キロも?寝ずに歩くの?!っていう大会内容に対して「わたしには絶対に無理ー!」っていう反応をかえしたくなるのは当然だと思います。でも、この大会に出てる人たちはみんな「無理かもしれない。けど、やる」という選択をした人たち。


さて、仲間たちは途中でおおよそ3組に分かれた模様。

先頭を行くのは、HouHou婦人部カヨさん。そう、彼女こそが大会直前に小指にヒビをいわせて、庇う逆の脚を痛くした人。参加できるかなー?どうかなー?と言っていた人。昨年のペースを上回る勢いで、ひとりで歩いている様子。

七曲峠を降りたところで、第2集団にいるゆうすけを捉えて応援。朝6時。ハイタッチした手に、いつもよりひどいむくみを感じる。顔も疲れてる。眠そうだし辛そう。足の痛みが強くて直前に練習ができなかったまゆちんは「尻が痛い、尻が痛いよー」と涙をこぼしている。でも、みんな歩みを止めない。

京都から参加のじゅんこさん。みんなとはぐれてひとり歩く

「夜が明けて空が明るくなってきた。ここからもう一つ峠を越えれば、あとは別府までもう少し。ここを乗り越えたら、もうほとんどゴールしたも同然だよ!!!」って声に出して応援したい。でも、歩いていないわたしには、こうして痛みに耐えながら歩いている人たちに対して「あと20キロだよ、がんばれ」なんて、軽々しい言葉はかけられない。その20キロがどれだけ重たく辛いものかを考えると、涙が出そうになる。応援になっているのかわからないけれど、みんなの話をうんうんと聞いて、「がんばってるね、がんばってるね」としか言えない。毎年、なんて言っていいかわからない。そして、よし!いってこい!!!と背中を押すことしかできない。

ずっと1人で歩いているカヨさん

先頭を行くカヨさんを待ち伏せして、応援。すごくいいペースで、さわやかな顔で歩いている。だからといって、辛くないわけじゃないのはもちろんわかってるんだけど…カヨさん、かっこい!すごくかっこいいよ、でも帽子の被り方が盛大にずれているよ。なんて、そんなことを指摘している場合じゃない。これは昨年のタイムを上回れる可能性が高い。「ゴールで待ってるね」と肩を叩くと「わたしはいいの、リタイアした薫さんがゴールを出迎えてくれるから。だから、みさとさんはみんなを応援しにいってあげて!」って。カヨさんはいつも自分の道を力強くほがらかに歩いていて、仮に失敗したってそれを楽しそうに受け入れていて、すごくかっこいい人だなって思ってる。そんな生き様がありありと表現されているような歩きっぷりでした。

そんなカヨさんの背中を見送る頃、ヤドカリカフェのミホさんからメールが届く。なんと、ゴールを出迎えるために、もう別府にいるのだと。これは、みんな喜ぶぞ!よし、さっき応援できなかったPCT帰りのドスコイさんを見つけて応援してから、ミホさんに合流するぞー思ってたいら、いつの間にかゆうすけチームにジョインしていたドスコイさん。

「歩いて来た」みたいなポーズやな

彼のPCTでの経験や、100キロウォークでのお話は、先日podcastで収録しましたので、公開をお待ちくださいね。神出鬼没、ごはん食べ過ぎのおもしろウォーカーです。

時同じくして、第3集団も合流した様子が伝えられました。ここのチームは、一度も応援できずでしたが、助け合い声を掛け合い前に進んでいた様子。いいぞいいぞー!!

映画のワンシーンみたいやん

そこから急いでゴールに向かうも、予想を超えてハイペースのカヨさん、わたしがゴール前に到着するより早く、記録更新でゴーーール!間に合わなくて残念だけど、ミホさんがお出迎えしてくれてよかったぁぁぁ。

ゆうすけ達が的ヶ浜公園に現れたのは、陽がすっかりのぼって熱くなり始めた10時30分頃。初参加のメンバーを含む5人で22時間切りゴール!初参加のゴールに思わず涙ポロリのじゅんこさん。それを見てつられてポロリのともみさん。みんな、やりきったね。

ゆうすけにとっては7回目のゴール。もう慣れたもんでしょ?っていう気持ちもあるのはあるけど、毎回思うよ、すごいねがんばったねって。回を重ねることで「もちろん歩き切るでしょ?」っていうプレッシャーが自分の中にあると思うんですよね。それを乗り越えて100キロ歩くっていうのは、やっぱりかっこいい!記録を伸ばしていくのもひとつのかっこよさだと思うけど、それに限らず毎回その場を楽しんで歩くっていうのも、それはそれですごくいいと思うのです。

初参加・初完歩おめでとう!!!

第3集団のみんなも、30度近くになった夏日の日差しの中、別府の海沿いを歩き切りみごと制限時間内に全員ゴール。25時間も歩き続けるなんて、本当にすごいこと。

みんなみんな、本当にお疲れ様でした。参加された皆様に、心からの拍手!!!運営のみなさまも、本当に大変なことだと思います。ありがとうございました。

肩を組みお互いを讃えるリタイア組

夜は、別府のおいしいお店でうちあげ。幹事を買って出たゆうすけは、別府のおいしいお店調査のため、大分からHouHouに来てくださったお客様にかたっぱしからおすすめのお店を聞き取りしていました。今回は、大人数で利用できる「たけかんむり」というお店にお世話になりました。全部おいしかったけど、特に新鮮なお刺身がおいしかったぁ。調査にご協力くださったみなさま、ありがとうございました。教えていただいたお店、順に全て回っていきたいです。

きっときと
二次会でもしっかり飲むみなさん。元気やなー!

翌朝、まだ眠るゆうすけを置いて、わたくしは新しく生まれ変わった砂湯を調査。

夕方、大分のヤドカリカフェに遊びにいってたドスコイさんと合流して、ヤビロンが作ってくれた体に染み入るダルバートをいただきましたよ。今日もやっぱり、おいしかった!

はじめての手食に挑戦するどすちゃん

さて、ドスコイさん出演回の前に、アトリエブルーボトル辻岡さんに出演していただいたpodcastが公開されました。いつもと違う雰囲気での収録、編集となっているようです。わたくしは収録に参加していなかったので、今から聞いてみようと思っていまーす。辻岡さんの声って、かっこいいよね。

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お知らせ

2025年11月15日(土)大分ヤドカリカフェのミホさんにお越しいただき、ミホさんのおしゃべりクッキングvol.2を開催いたします。前回とはまた違うメニューを作って、食べさせてくれるという垂涎必至のイベントです。スタートは13時頃を予定しています。マイカトラリーと、マイバッグをご持参の上お越しくださいませ。詳しくはまた、SNSにておしらせしますね。もちろん、新鮮お野菜や行動食の人気者YEAHHH!!!なども持ってきてくれる予定ですよ。

それでは、また来週。バイバイホウホーウ!

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この記事を書いた人

HouHou喫茶コーナーおよびお留守番担当

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