大事な記念日

HouHou-ShuHou!第23回

みなさん、こんにちは。HouHou-ShuHou!がはじまって、半年が経とうとしています。毎回なにかしらイベントごとや、遊びに行ったことを報告していていますが、今週は何にもなしの回です。

お　わ　り

というわけにもいかないので、みなさんにクイズをお届けしましょう。

2013年4月21日

これは、なんの記念日でしょうか。わかる人ー？

はい、いませんね。いるわけがありません。

この日は「店主ゆうすけが、はじめて山に登った日」です。

学校の遠足で登ったのはノーカウントとして、大人になってから「自分の意思ではじめて」という意味。登ったのは、多くの北九州市在住ハイカーがデビューに選ぶであろう「小文字山」

小文字山は、市民に愛される低山あるあるの「ルートがたくさんある山」で、「勝手道」などと呼ばれるような踏み跡を含めると数えきれないほどあります。デビュー戦であるところの我々は、いちばんわかりやすい通称「階段ルート」と呼ばれる道を選択。この道はわかりやすい反面、直登・激登りの道。慣れてきた今ではさらりと30分弱で山頂に辿り着きますが、歩き方もペース配分もわからない初心者のわたしたちは、ゼーハーいいながら「負けるもんか！」と、血の味がする唾を飲み込みながら足を前に運ぶのでした

しんどいながらも木々の緑や、倒木から生えるキノコにニコニコさせられちゃう。まだ肌寒さの残る4月でしたが、しっかりと汗をかき山頂に到着すると、それはそれはものすごい達成感です。自分たちの住む街を鳥の視点で眺め、やったー！とニンマリ、ハイタッチ！！コンビニで買ってきたお昼ご飯を食べながら、店主が言います。

「次は、お湯を沸かしてコーヒーをドリップして飲みたい」

そうです。この日が「山道具に興味津々おじさん」として、ゆうすけが新たな一歩を踏み出した記念すべき日「山道具おじさん記念日」なのです。

以前から「山に行こうよー」と誘っては断られていたわたくしは「次は」という言葉に、やったー！と心の中でガッツポーズ。（次があるとは思っていなかった）次がある喜びから、散財しそうな気配にはそっと目を閉じました。トレードオフってやつです。

帰宅後はソファでうとうと寝てしまうほど疲れたようです。もともとインドアオンリー人間だった店主、ここから着々と体力をつけ、同時に散財しまくりさまざまなギアを試し、数年後には自宅の一部屋が山道具部屋になってしまうほどの勢い。本を読み漁り、パソコン画面に頭を突っ込み、比較検討を繰り返す。山が好きなのか、ギアが好きなのか、検証が好きなのか…

対する私は「山を歩ければなんでもいい」人間なので、ふーん…と横目で見るばかり。ゆうすけに言われるがまま、トレッキングポールを使ってみたり、タイツを履いてみたり、サコッシュをさげてみたり、とにかく散らかっています。

そのうち周りの人たちから「連れて行ってほしい」「何を着たらいい？」「ザックはどうしたら…」などなど相談を受けるようになり、「人が集まる場所を作ろう」とはじめた店で旅（山）道具屋を扱うようになるなんて。人生どうなるか、わからんもんです。

そんなお店も、はじまって5年。遊びにきてくださるみなさまからたくさんの遊びを教えてもらって、わたしたちの趣味の範囲もどんどん拡大をし続けています。行ってみたいところも、会ってみたい人も増える一方。店主の今いちばんはまっていることは「地図読み」「オリエンテーリング」でしょうね。引き続き「クラフトビール」「サウナ」も同じくらい熱中しています。そののめり込み具合や行動力は、おひさまのように熱く、途切れることを知りません。

ちなみに、1枚目のミヤマキリシマをバックにした写真は、坊がつる記念日の2016年6月15日。この辺りからテント熱、ザック熱も大変なことに…もう、勢いがローリングストーンで、取り返しがつかない感じになってましたね。しかし何事も、突き詰めてみるものです。少なくとも、今、その経験が誰かしらのお役に立っているのですから。

わたくしはというと、山が好きという以外に、特に主張も強い思いもありません。お店においてはの役割は、人が集い、いろんな種を蒔き、根を伸ばしていくための土を耕している係だと思っています。きのこの菌糸のように、ミミズのように地中でうねうねしているのが性に合っています。根っこと根っこが地中でからみあうことで、それぞれの木が倒れないよう支え合っているといいます。HouHouが根っこと根っこを繋げるお手伝いができたら、それは本当にうれしいことです。

今週はこの辺で。今から、今年の夏遠征の計画会議です！それでは、また来週。バイバイホウホーウ！

あっ！！！おしらせを忘れていました。要チェックやでー（彦一）

みなさまと会えることを、たのしみにしておりまーす！